2018.02.27

平成30年度4月入所審査結果(千代田区)

毎年4月は、待機児童ゼロという記録をたたき出す、千代田区の入所審査結果が発表されました。

この「ゼロ」という数字は、千代田区が財政的に豊かで、子どもが少ないから、という
訳ではなく、もちろん、区も頑張っているとは思いますが、結果として間に合っておらず、
実態は、千代田区独特のカウント方法(ここでは”ちよだマジック”と呼びます)のお蔭、
と考えた方が良いでしょう。

そのマジックのからくりの説明は、またの機会にということで、早速結果を見てみます。

出典:千代田区ホームぺージより当法人作成

0~5歳児全体の内定率(認可・こども園・小規模保育などへの内定者数÷申込者数)は、54.9%。
半分弱ぐらいの方は、入れていません。

また0歳児だけで見れば、79.6%。
一方、1~5歳児の平均では45.1%で、半分以上の方は入所保留となっています。
また、3歳以降は、東京都認証保育所も基本的に対象外となってしまうため、
区内では受け皿を見つけるのはかなり難しい道であることが想像できます。

最近の某メディアの記事でも、待機児童の多い自治体では、本来は1年の育休を
取ってから復帰したいと思っても、0歳児で入園を確保するために育休を早めに
切り上げているケースが多いとのことです。

本当は、「入りたい時期に入れる」「復帰する時期に入れる」世の中が良いはず。
「仕事するために保育園に入れる、ではなく、保育園に入るために仕事復帰しなければならない」
というのは、就労支援としての保育の意義からも、ずれていますね。

結局、政府が旗を振っている「育休制度」を、国みずからが形骸化させている現状。
上から、下から、なんとかせねばです。