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「それで、保育園はいつ決まるの？」

「そんなにやりたければ、自分でおやりになれば？」

2012年春、ある保育業界大手の役員面接でいただいた言葉でした。

当時、子どもは1歳。
その直前3年間は、家族の転勤でキャリアを中断して地方に移住。
現地企業のパートの職を得て、子育てと仕事で充実した期間を過ごした後、さあ東京に戻って仕事をしようとした矢先…

――待機児童０（ゼロ）の町で待機児童になる――

衝撃経験でした。

1歳の子どもを抱えて、自宅で呆然と空（くう）を見つめていたのを思い出します。

それでも力を振り絞って、保育園が無いなら作るお手伝いをしたいと思い、門を叩いた企業でいただいたのが上記の言葉です。

当時は一度結婚・退職した女性は、総合職で復帰するのが難しい時代。
ライフイベントで中断しても、キャリアを再開できる人間になれるよう、独身時代はがむしゃらに働きました。
しかし、そんな努力とは全く関係ないルールで、自己実現や社会貢献したいという個人の選択肢はシャットダウンされてしまう。

こんな理不尽な社会はおかしい。頑張りたい人が頑張れる、一人ひとりが自分が掴みたい未来を創れる、自己実現できる社会にしたい。

そんな思いから、保育現場での経験を積み、国家試験で保育士資格を取得。

保育業界や起業の先輩方を頼って施設見学や助言をいただく機会をいただいたり、様々な自治体のフィージビリティスタディーなどをする中で、思いを一つにする企業様との出会いから、保育施設の立ち上げ・認可化までを、事業責任者／施設長／保育士として一緒に伴走させていただく機会をいただき、現在も保護者や保育業界を支援するサービスを続けています。

今後も、全ての世代がいつでもチャレンジできる社会づくりのため、法人様、個人・ビジネスパーソンの皆様のため、多様な形でお役に立てる存在となれるよう、努力して参りたいと思っています。