4月入園の申込書類を出し終えて、ほっとしている方も多いのではないでしょうか。一方で、「本当にこれで大丈夫だったかな」「結果が出るまで何をすればいいの?」という声も、毎年この時期によく伺います。
2027年4月入園の一次申込は、自治体によって締切がさまざまです。たとえば世田谷区は郵送・電子申請が11月5日、新宿区は12月7日が締切です。結果の発表は、新宿区の場合2月12日の予定で、それまで数か月待つことになります。
この待ち時間は、実は大切な準備期間です。私たちが保活のご相談で必ずお伝えしている、申込後にやっておきたい3つのことをご紹介します。

1. 申込内容に変更がないか確認する
申込のあとに、勤務時間が増えた、復職日が決まったなど、状況が変わることがあります。変更によって入園選考の点数(選考指数)が上がる可能性がある場合は、締切日までに届け出る必要がある自治体があります。世田谷区では、点数が上がる可能性のある変更は締切日までに「申込内容変更・取下届」を出すよう案内されています。
反対に、点数が下がる変更は締切後でも速やかに届け出るよう求められています。追加で出せる書類の期限や扱いは自治体ごとに違うため、お住まいの自治体の案内を必ず確認してください。
2. 二次選考と「もしも」の備えを考えておく
一次選考で内定しなかった場合に備え、認可保育施設以外の保育園の検討や申込み、二次選考の日程の確認などもしておきましょう。世田谷区では二次選考の締切が1月27日(郵送・電子申請)で、一次で内定しなかった方は改めて申し込む必要はないとされています。

認可施設以外の選択肢については、自治体独自の認定保育施設(東京都の場合は”東京都認証保育所”)や国の制度である企業主導型保育所なども見学しておくと安心です。そもそも「見学していないと申し込めない」保育園が多数ですし、結果が出てから探し始めると、空きが少なくなっていることもあります。
また、保育園に入園する前には、園長との面談や医療機関での健康診断など直前に沢山のやるべきことが集中しますので、前もってできることは早め早めに準備することをおすすめします。職場への復職時期の相談も、早めにしておくことで、上司や同僚とともに復帰後の仕事を円滑にスタートできることにもつながります。
3. 最新の保育事情を知っておく
こども家庭庁の発表によると、2026年4月1日時点の全国の待機児童は2,435人で、対前年で181人増加しました。待機児童が多い自治体の上位は世田谷区、足立区、北区と、いずれも東京23区です。共働き世帯の増加や、マンション開発による子育て世帯の転入など、地域的・局所的な背景とともに、保育士不足による利用定員の減少により、施設はあれど需要に応じた受け皿を十分用意できていないことにあるとされています。
一方で、全国の約9割の自治体は待機児童ゼロです。同じ自治体でも、エリアや年齢クラスによって入りやすさは大きく違います。数字だけで一喜一憂せず、ご自身の地域と希望する園の状況を知ることが大切です。

まとめ:結果を待つ間も、できることはあります
申込後の数か月は、不安になりやすい時期です。変更の確認、認可外施設・二次選考の準備、地域の状況の把握。この3つを進めておくだけで、結果がどちらに転んでも落ち着いて次の一歩を選べます。
また、実際に保育園を利用することになっても、急な発熱などの病気や、保育園の開園時間外の朝・夜や日祝日のときには保育園は利用できませんので、いざというときのサービスも必要に応じて検討しましょう。こちらについては、今後の記事でお伝えしたいと思います。
私たちは、保活に関するご相談を承っています。「復帰後、安心して仕事と子育ての両立をするために他にやることはないか」「二次選考に向けて何をすべきか」など、お気軽にお問い合わせください。
※申込方法や締切は自治体によって異なります。必ずお住まいの自治体の最新情報をご確認ください。
出典
- 世田谷区「令和9年4月入園について」(2026年10月20日更新)
- 新宿区「認可保育園・認定こども園・地域型保育事業 入園(転園)申込み」
- 熊本日日新聞(共同通信)「待機児童、9年ぶりに増加 2435人」(2026年8月28日)
