【よくある保活の疑問】解説記事を寄稿@マイナビニュース様

2019年秋以降のご相談では、例年通り、2020年4月入園を目指されている方が多いですが、一部、今度の冬・春のご出産を予定されていて、5月以降のご入園を目指す方のご相談も増えてきています。

また、海外駐在から帰って来られる方のご相談はもともと多かったのですが、昨年と今年は、海外や地方への転勤に行く前に、1,2年後の保活を見据えてのご相談というケースも増え、より計画的にご検討される方が増えてきたのも、最近の傾向だなと感じます。

やはり、保育に関しては、内閣府・厚労省・文科省/自治体、と管轄が複雑化しているところから始まり、制度の分かりにくさ、ネットにあふれる情報、アナログで理不尽な活動が要求される、などのハードルがあり、混乱しやすいということがあると思います。

そんなところから脱しようと私どもにご連絡を下さり、個別相談をされた多くの皆さんが、
「聞いてよかった。危うくまったく間に合わないスケジュールで動くところでした…」
「どこから手を付ければいいか迷っていましたが、今後の手順が見えてきて安心しました」
と仰って下さると、本当にこのサービスをやっていてよかったと感じます。

私自身が待機児童になり、「同じような想いをする人が1人でも減るように」と思って始めた、この保活アドバイザリーサービス。

孫氏の兵法でも「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉がありますが、保活も、制度と現実を知り、自分の条件を踏まえて活動する必要があります。

オーバーなようでいて、やっぱり基本はそこです。
肝となる考え方の柱をお伝えすることで、ご自身、ご家族、お子様に合った、保育園を探せる最初の杖になれればと思っています。

ちなみに、弊法人の保活アドバイザーへのご相談は、お子様の年月齢が小さいケースが多いので、2019年10月から始まった幼児教育保育無償化(3歳以上が対象)の影響はあまり感じられません。
自治体によっては、3歳以上は定員が空いている・待機児童はいない、という話も良く聞きます。

量の提供を急ぎ、園内の不適切なマネジメントや保育についての報道が増える中、保育の質への不安が保護者達の間にも高まっています。
今は、むしろ保育の質を維持・向上させることが優先なのでは…。
そして、おカネの配り方にしても、子育て世代の漠然とした不安に応える財源の使い方なのか、もっと困っている世帯・世代に「傾斜」配分するべきでは…。

こうしたことへの問題提起や情報提供をこちらのブログでも、政治・行政関係者の方に向けても行っていきたいと思います。