2020年度の保活は、新型コロナウイルスの影響もあり、どうなってるの!?と思われてる方も多いのではないかと思います。
弊法人へのお問い合わせも、例年であれば春ごろから、徐々にご相談やお問い合わせが増え、夏前には見学の手配も続々進めているところですが、年初からの新型コロナウイルス感染拡大の影響により、保育園自体の休園・登園自粛が6月、7月頃まで続いたこともあり、スタート時期を含め全体として後ろ倒しになっている状況がうかがえます。
2020年4月入園予定であった方々も、育休を延長されるなどして延期されるケースが増えていましたので、これから保活をご検討の保護者のみなさまにとっては、なおさら「腰を上げようにも上げられない状態」という戸惑いの中で春をお過ごしだったかと思います。
それでも、全体としてのお問い合わせの量は昨年よりも増えています。
6月以降、これまで貯めていた分もまとめて”ドドッ”といただいている状態です。
全国の待機児童数は、政府や自治体の積極的な保育施設の設置などにより、減少傾向にはありますが、”隠れ待機児童”の数はむしろ増加しており、保育園入園にまつわるご相談は、減るどころかむしろ多い状況です。
見学に関しては、認可外保育園では、6月ごろから再開しているところもありますが、9月以降にようやく見学を再開する園もかなりあります。また、一回の見学説明会での人数を1,2組に絞っている園も多いので、なかなか予約が取りにくい状況も見られます。
そのような中、新たな動きとして、園見学の代わりに、園の紹介動画を撮影して、ホームページで紹介するといった取組をされる自治体や園が出てきています。
コロナをきっかけに、ニューノーマルを探る動きが社会的にも進んでいますが、これまで非常にアナログだった保育や保活の世界も、こうした新たな発想が生まれているのは好ましいことですね。
政府も、保育園入園手続きをオンラインで完結できるようにしよう、という動きもあり、「保活のニューノーマル」が普及すること、そして最終的には、保活が不要な時代になることを期待しています。